婆娑羅
- 天国 克将

- 9月11日
- 読了時間: 2分
更新日:9月12日
俺にとって造ることは人を喜ばすことだ。造る以前に暮らしがあり、ネットやメディアを通じて伝わる社会や政治の有り様は、とても看過できるもんじゃない。造ることを通して人を喜ばせたい、という俺のピュアな部分は、あれやこれや考え過ぎて、いつしか本質から少しズレてしまっていた。日々、大谷翔平の活躍をチェックするのはつまり、彼のひたむきな姿勢や、あの楽しげな雰囲気に癒されるからだ。そう、やっぱ真っ直ぐに好きなことやってる人の姿こそ人を動かす。意図して動かそうなんてするもんじゃねー。
指輪を造ってること、またこれまでの活動の真意は狂ってない。ただ背景に余計な想いを込め過ぎたように思う。んで、こないだ頭がスッキリした。こちら八ヶ岳は朝晩涼しいからかな。喜ばせたい、笑わせたい、が全てだ。力抜いて想いのままに人を楽しませる物造ろうと、なんだか生まれ変わったような気分だ。
そんな話を妻としてたら、「あなたって婆娑羅(BASARA)だよね。」って。ん???一瞬分かんなかったが、響きだけは遥か昔に聞いた記憶がある。戦国BASARAとかいうゲーム?があったなと。音が気に入って意味を調べると、正に俺を表す言葉だった。
常識や権威にとらわれず、「我が道を行く」姿勢を讃える言葉。
右も左も、男も女もねー!中庸でありたい!なんて言い続けてきたが、それがもう考え過ぎじゃないか。もっと手前だ。何にも囚われず人々の今を祝福しよう。






